レッサーパンダ(小熊猫)の情報を提供。Pop'n Callは動物園・遊園地を対象に活動しています。

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レッサーパンダについて書いてある書籍から、関係する部分を抜粋し紹介しています。
このページ内の文章はすべて引用文です。

調査


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世界大博物図鑑 第5巻 哺乳類

【概要】
食肉目アライグマ科Procyonidaeのパンダ亜科の1属1種
ヒマラヤから中国南部に分布
体長50〜65cm
体重3〜4.5kg
体毛は褐色で四肢は濃く、尾には輪状の斑紋がありふさふさしている
顔には白斑がある

[和名] レッサーパンダ
[中国名] 小熊猫
[ラテン名] Ailurus属
[英語名] lesser panda, cat-bear, red panda
[フランス語名] petit panda
[ドイツ語名] kleiner Panda,
[オランダ語名] kleine panda
[ロシア語名] малая панда


【名前の由来】
属名アイルルス Ailurus は、ギリシア語でネコを示すアイロウロスailourosによります。
この語は〈尾を波打たせるもの〉というのが原義で、キュヴィエが《動物界》において、レッサーパンダを記載するさいに命名したものですが、レッサーパンダはネコ類と直接の関係はなく、誤解を生じやすい名称といえます。
英名レッサーパンダは〈小さいほうのパンダ〉の意味をもっており、ジャイアントパンダとの比較によるものです。
ほかに、キャット=ベア cat-bear(ネコグマ)、レッド・パンダ red panda(赤パンダ)といった英名もあります。


【博物誌】
レッサーパンダを発見したのは、19世紀イギリスのインド提督ハードウィックといわれていますが、彼が自分の動物学研究を公表するのはかなり年を経てからであり、事実関係は必ずしも判然としていません。
オランダの植物学者ナタニエル・ワリッヒがネパールを旅したさい、レッサーパンダをハードウィックのもとへもち帰ったという説もあります。
1869年、イギリスのインド探検家シンプソンは、レッサーパンダ3頭を生け捕り、うち1頭をロンドン動物園へもち帰りました。
当時の園長バートレットはかなり衰弱したレッサーパンダを見て、その原因が航海中の餌に在ると考えました。なぜなら航海中パンダに与えられたのは、ご飯と草と干草とミルクのみで、これでは本来肉食獣であるパンダが弱るのは当然とバートレットは考えたのです。
ところがシンプソンは、この動物は草食獣だといって譲らないため、ためしにバートレットがレッサーパンダを自分の庭に放してみたところ、リンゴ、木の葉、バラのつぼみなどをむさぼり食べました。
実際、野生のレッサーパンダは、昆虫などを食べることもりますが、むしろタケノコや果実を好物とする食肉類なのです。
ジャイアントパンダと同様、レッサーパンダの分類についても定説がなく、発見当初はジャイアントパンダの存在がまだ知られていないこともあり、アライグマ説、ジャコウネコ説、テン説などさまざまな意見がとびかいました。
のちに哺乳類の再分類を試みたドイツの分類学者ウェーバーは、レッサーパンダはきわめて特殊化したアライグマであり、ジャイアントパンダとは関係がないという説を発表しましたが、これも定説にはいたらず、今でもクマ説、アライグマ説、またジャイアントパンダをクマ科、レッサーパンダをアライグマ科とする説などが錯綜しています。
しかしパンダ類には、陰茎が小さく後ろ向きで、陰茎骨が短いという特徴があり、パンダ科として独立させる見方も根強く残っています。



書籍情報
著者) 荒俣宏
発行元) 株式会社 平凡社

世界大博物図鑑 第5巻 哺乳類

1988年4月25日発行

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